5.1 C
Tokyo
2024年12月19日木曜日
ホームニュースハマスの新たな最高指導者就任後も最大の標的であったシンワル氏に対する攻撃をイスラエル軍が示唆

ハマスの新たな最高指導者就任後も最大の標的であったシンワル氏に対する攻撃をイスラエル軍が示唆

イスラエル軍のヘルジ・ハレヴィ参謀総長は、イスラム組織「ハマス」の新たな最高政治指導者に選出されたヤヒヤ・シンワル氏に対し「我々は必ず彼を見つけ出し攻撃する」と語気を強めた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相も、シンワル氏はハマスの中でも最も重要なターゲットだと話している。

ハレヴィ参謀総長はテルノフ空軍基地を訪問し、「ハマスの政治局長が再交代するように努める」と述べ、迂回的にシンワル氏への攻撃予定を示唆した。先月31日、前任の政治局長であるイスマイル・ハニヤ氏がイスラエルによるものと見られる爆撃で暗殺されたが、後任に選出されたシンワル氏は、昨年10月のイスラエル奇襲攻撃の首謀者とされるイスラエルにとって最大の標的であった。

ハレヴィ参謀総長は「シンワルは新たな役職に就いたが、彼が昨年10月7日に起こった事件の首謀者で殺人犯であるという事実は消せない」とし、「我々はハマスを攻撃し、さらに強力な国家となる」と語った。

そして、「ガザやレバノン、そのほかの中東地域に対して、地上、地下のどこからでもすぐに攻撃できる」とし、「我々の敵、我々を攻撃する者、イスラエルを破壊しようとする者すべてにはっきりと警告のメッセージを送る」と強調した。

一方、シンワル氏は、ハマスの軍事部門である「カッサム旅団」の司令官であるムハンマド・デイフ氏らとともに、ユダヤ教の祭日である10月7日にイスラエルを奇襲した、いわゆる「アルアクサ洪水」作戦を計画し、実行に移した。イスラエル側の発表によると当日だけで約1,200人を殺害し、約240人が人質にされたという。

以降、イスラエルはシンワル氏を最大の標的として、ガザ地区内には懸賞金40万ドル(約6,000万円)と記したチラシまで配布していた。

シンワル氏はハマスがガザ地区の地下に複雑に掘り進めたトンネルに隠れていると見られている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください