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2024年11月17日日曜日
ホームニュース日銀の金利引き上げ見送り発言が仮想資産市場を刺激、ビットコイン価格が反発

日銀の金利引き上げ見送り発言が仮想資産市場を刺激、ビットコイン価格が反発

引用=ファクトブロック

日銀のハト派的な発言が仮想資産業界を活気づけた。

「日本は急に金利を上げず、アメリカは急に下げないだろう」

グローバル仮想資産取引所ビットメックス(BitMEX)の共同設立者であるアーサー・ヘイズ氏は7日、「確実に言っておく。今は買いのタイミングだ。日銀が屈服したからだ」と主張した。

彼は「来週中に米財務省の四半期資金調達計画書(US Treasury Quarterly Refunding Announcement)を発表され、年末までに3000億ドル(約43兆7690億円)から1兆5000億ドル(約218兆8448億円)の流動性供給に関するエッセイを出すだろう」と付け加えた。アーサー・ヘイズ氏は、来月開催されるグローバルブロックチェーン・Web3(Web 3.0)フェスティバルの「コリア・ブロックチェーン・ウィーク2024(KBW 2024)」に講演を行うため韓国を訪れる予定だ。

彼の発言は、内田眞一日銀副総裁が「日本銀行は市場が不安定な時に金利を引き上げない」と発言したことへの反応と見られる。

内田副総裁は「現在必要なのは緩和政策の維持だ」とし、「市場の変動性が現れ、経済の見通しが変わり、リスクが認識され目標の実現可能性が変われば、金利の方向も当然調整されるだろう。日本銀行は市場が不安定な時に金利を引き上げない」と述べたことがある。

最近、グローバル資産市場は急騰と急落を繰り返しており、ウォールストリートでも投資家を落ち着かせる発言が続いている。

ゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)デイビッド・ソロモン氏も「米連邦準備制度は現在アメリカ経済が景気後退ではないと判断しているため、緊急金利引き下げは行わないだろう」と述べた。

彼は「アメリカ経済は安定しており、大きな不況は訪れない可能性が高い。これまでの経済指標と連邦準備制度のメッセージを考慮すると、今秋に1、2回の金利引き下げがあるかもしれない」と付け加えた。

最悪は過ぎ去った…「機関投資家は買いに出ている」

仮想資産市場では、最悪の時期は過ぎたという雰囲気が漂っている。コインマーケットキャップによると、同日午後5時時点でビットコインの価格は24時間前に比べて1.88%上昇し、5万7046ドル(約833万円)を指している。

5万ドル(約730万円)を下回った先日の5日と比較すると、市場は回復傾向を示している。コインテレグラフによると、ビットコインの内在的変動性指数は先日の5日(現地時間)に97.14まで上昇し、20ヶ月ぶりの最高値を記録した。

タイアキャピタルの最高投資責任者(CIO)エド・ヒンディ氏は「トレーダーは追加の下落に備えたポジションヘッジの一環としてビットコインとイーサリアムに対するプット(売り)スプレッドを攻撃的に購入している」と述べ、「これは市場が過熱しているという信号かもしれない」と伝えた。

彼は「ビットコインの急落後に回復傾向を見せているが、今後も追加の下落があるものと予想している」としつつも、「ただし、4万5000ドル(約657万円)を下回るかは疑問だ」と付け加えた。

仮想資産データ会社アルターナティブの独自推計による「恐怖・欲望指数」も、前日より12ポイント上昇し29ポイントを記録。「極端な恐怖」から「恐怖」段階に移行した。この指数は0に近いほど市場の極端な恐怖を示し、100に近いほど極端な楽観を意味する。

仮想資産ブローカーのファルコンXも「機関が下落相場を利用して買いに出ている」とし、「リテール・アグリゲーター、ヘッジファンド、ベンチャーファンド、プロップデスクなどほぼすべての機関投資家が純買いの動きを見せている。買いよ売りの比率は先週50%未満から今日50%以上に上昇した」と伝えた。

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