女装してプールの女子更衣室に入った30代の男性に実刑判決が言い渡された。
8日、法曹界によると、ソウル東部地裁刑事第5単独(ベク・ドゥソン判事)は、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(性的目的による多目的利用場所侵入)の疑いで拘束起訴されたA(36)に懲役10ヶ月を言い渡し、40時間の性犯罪者向けの再犯防止治療プログラムの受講、3年間の身元情報公開、5年間の児童・青少年及び障害者関連機関への就職制限を命じた。
Aは、昨年3月に二度にわたりソウルの松坡区(ソンパ区)オリンピック水泳競技場、城東区(ソンドン区)複合文化体育センターのプールの女性更衣室に侵入した疑いを持たれている。
松坡区のプール更衣室に入り、約10分間滞在していたAは、変な雰囲気を感じた女性らが叫んだため、逃げようとしたが従業員に捕まり、警察に引き渡された。
Aは当時、ウィッグとマスク、黒いメガネで顔を隠し、黄色のジャンパーと短いスカートで変装していたことが確認された。
その後、城東区で発生した類似事件を見つけた警察は現場の防犯カメラを確認し、Aがこの事件の犯人と似たような姿で女性更衣室に入ったという事実を把握した。
Aは昨年、同様の疑いで執行猶予付きの懲役刑を受けていたにもかかわらず、また犯罪を犯したことが明らかになった。
裁判所は「Aが全ての犯罪を認め、反省の態度を示している」としながらも、「執行猶予期間中に再び女装して更衣室に入るという罪を犯したため、罪責が軽くない」と量刑理由を説明した。しかし、Aは判決に不服を申し立てた。