ウクライナはロシア西部への越境攻撃がウクライナ軍によるものだと公式に認めた。ロシアは越境攻撃が続く西部のクルスク州と、隣接するベルゴロド、ブリャンスク両州で「対テロ作戦」を開始し、増援部隊を派遣した。
10日(現地時間)、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で「シルスキー総司令官から戦争を侵略者の領土に押し出すための前線での行動について報告を受けた」とし、「ウクライナはどのように正義を取り戻すか、侵略者に圧力をかけられるかを証明する」と語った。
6日にロシア西部国境地域のクルスク州にウクライナ地上軍が越境攻撃を開始して以来、初めてゼレンスキー大統領は公式的にウクライナ軍の攻撃であると認めた。複数の海外メディアによると、ウクライナ軍はすでに国境から20km以上まで進撃をすすめたといわれている。
一方、ロシアは国境地域で「対テロ作戦」を開始し、戦車などの増援部隊を急いで派遣した。また、各地域の要所に検問所が設置され、重要施設の警備が強化されている。