大学病院の救急室で、看護師を常習的に暴行し脅迫した50代の男性が裁判にかけられた。
8日、大邱(テグ)地検環境・保健犯罪担当部(部長検事ナム·ゲシク)は、応急医療に関する法律違反、特定犯罪加重処罰に関する法律違反(報復暴行など)の疑いでAを拘束起訴したと明らかにした。
Aは、5月9日に大邱(テグ)のある大学病院の救急室で酒に酔い、20代の男性看護師B氏を暴行し脅迫した容疑を受けている。
検察の調査結果、Aは1月にもこの病院で酩酊状態で騒ぎを起こし、500万ウォン(約53万円)の罰金を科されたことが確認された。
これに対しAは「報復」するために診療を受ける名目で当該救急室に侵入した。その後B氏を見つけ出し、「また通報してみろ」と脅迫し、手で押すなど暴行したことが確認された。
大邱(テグ)地検は「被告は過去にもこの病院の救急医療従事者を繰り返し暴行した事実があり、再犯の可能性などを考慮して拘束した」とし、「医療従事者の安全と国民の健康を脅かす救急医療妨害犯罪に厳正に対応する」と強調した。