11月に行われる米大統領選、激戦3州でカマラ・ハリス副大統領が共和党のドナルド・トランプ前大統領をリードしたという世論調査の結果が公開された。
10日(現地時間)米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が5日から9日にかけて、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州で登録有権者1973人を対象に「今日投票するなら誰を選ぶか」という質問に対して、ハリス副大統領(50%)、トランプ前大統領(46%)と回答した。誤差範囲(±4~4.5%)内ではあるが、ハリス副大統領が4ポイントリードしている。
3つの激戦州は、過去大統領選挙において民主党を支持する「ブルー・ウォール(青い壁)」と呼ばれてきたが、2016年の大統領選挙では経済状況に不満を抱いた有権者が、民主党から大量に離れたことで接戦州となった。
11月の大統領選挙では、アメリカ50州のうち、43州が民主党か共和党のいずれかに偏っており、支持率が似ている7州の競合州で勝負が決まると予測されている。