「こんなにニュースでコロナの深刻化について報道しているんだから、自発的に企業の代表や政府がリモートワークを促すべきじゃないのか?このままだとまた拡散して大騒ぎになり、後悔することになりそう」
最近、新型コロナウイルス患者数が急増しているため、多くの職場で懸念の声が高まっているという。コロナの自宅隔離義務が解除されたことからリモートワークをするわけにもいかず、だからといって休みを取るにしても気が引けるという意見が多いようだ。
12日、韓国の社会人向け匿名オンラインコミュニティ「ブラインド」には、新型コロナウイルスに感染したものの、出勤しなければならないのか悩みの投稿が数多く掲載されていた。
あるユーザーは「私の会社にはコロナの病気休暇制度がない。コロナ陽性と出たが出勤した場合、迷惑をかけることになる」とし、「年次有給休暇がほとんどないため、どうすればいいか迷っている」と語った。
これに対して「私はコロナにかかり、個人的な休みを使った」、「他の同僚たちは、あまりにも具合が悪い場合は数日休みを取るが、そうでない場合マスクをして出勤していた」というコメントが寄せられた。
また他のユーザーも「子供たちを含め、家族みんながコロナにかかった状態だが、休みを取るわけにいかない状況なため出勤し続けている」と訴えた。
「コロナによって休みを取っていた人が、出勤しては咳をひどくしていたので、他の人にうつらないように気をつけてほしいと言ったところ『そのためにマスクをしているんです』と言われた。この人のせいで最近、出勤するのがストレスだ」というユーザーもいた。
韓国の疾病管理庁によると、新型コロナウイルスの標本監視で、昨年6月末から入院患者数が増加傾向に転じ、8月の第一週目には患者数が861名であるという報告がされたという。
過去2年間の流行傾向を考慮した場合、今月末までには新型コロナウイルスの患者が増加するだろうと疾病管理庁は予測した。そして、昨年4月にコロナウイルスの危機レベルを、警戒レベルから最も低い関心レベルへと2段階も引き下げた。
これにより、感染防止に適用されていたすべての法的義務は解除され、自主的な感染防止の実践へと転換した。5日間だった感染者隔離の勧告基準は、主要症状の軽減後、24時間が経過するまでというレベルまで緩和され、病院や養護施設などの感染脆弱施設のマスク着用も、義務ではなく勧告へと変更された。