「金正恩とは二度会談を行った」
アメリカ共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領が、テスラのCEOイーロン・マスクとのSNS「X(旧Twitter)」を通じたインタビューで、北朝鮮の金正恩国務委員長に言及した。
CNNをはじめとするアメリカのメディアは、13日(日本時間)に行われたトランプ前大統領とマスクのインタビュー内容を伝えた。CNNは「トランプはシンガポールとベトナムで金正恩と二度会談を行った事実をマスクに強調していた」とし、「トランプは『私のおかげで、その当時(金正恩との会談時)危険が回避できた』と主張していた」と付け加えた。
マスクが「金正恩のような人物は、弱さではなく強さに反応する」と発言したのに対し、トランプ前大統領は「私と彼(金正恩)は彼と良い関係を維持していた」と答えた。また、マスクはインタビューの中で、トランプ前大統領が過去にSNSで金正恩を「ロケットマン」と呼んだことについて、「素晴らしいツイートだった」と評価した。
トランプ前大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領や中国の習近平国家主席についても言及し、「彼ら(プーチンと習近平)は自国を愛している」と述べ、「私はプーチンのことをよく知っており、我々の関係は非常に良好だ」と強調した。
なお、この日のSNSインタビューは予定より30分遅れて開始された。CNNによると、遅れは「技術的な問題」が原因だったという。
マスクはXに、「最大800万人まで同時接続可能な設定にしていたが、インタビュー直前に大規模なDDoS攻撃を受けたようだ」と投稿した。