アメリカ共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領が12日(現地時間)、SNS「X(旧Twitter)」を通じてXのオーナー、イーロン・マスク市と対談した。
この対談は当初、午後8時(日本時間13日午前9時)に開始される予定だったが、技術的な問題により42分ほど遅れた。これに関して、マスク氏は「Xが大規模なDDoS攻撃を受けた可能性がある」と投稿した。
CNNによると、この対談の同時接続者数は一時、1,300万人に達した。トランプ前大統領はこれを受けて、マスク氏に「おめでとう」と祝福し、「私もこれでお金がもらえるのか」と冗談を交わしたという。
対談の中で、トランプ候補は中国の習近平国家主席、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、そして北朝鮮の金正恩国務委員長について「最高の競技力を持っている」と称賛した。また、金委員長が「ジョー・バイデンを『愚かな人』だと考えている」とも述べた。
また、民主党の大統領候補でトランプ前大統領の選挙のライバルであるカマラ・ハリス副大統領は「ただ私を真似しているだけだ」と述べ、ハリス副大統領を特集したタイム誌の表紙については「彼女は私が今まで見た中で最も美しい女優のようで、偉大なメラニア・トランプ大統領夫人に似ている」と語った。
一方で、ジョー・バイデン大統領に対しては「愚かな顔をしている」と批判した。
また、トランプ前大統領は「イーロン・マスクが私を非常に強く支持してくれるため、私も電気自動車を支持せざるを得ない」と述べたが、過去には「電気自動車支持者は地獄に落ちるべきだ」と発言したことがある。
デイリーメールによると、今回の対談ではトランプ前大統領が言葉を詰まらせ、発言が聞き取りづらかったことから、彼の高齢についての論争が巻き起こった。あるネットユーザーは「トランプが言葉を詰まらせているようだが、歯の治療でも受けたのか」と質問した。しかし、「Xのオーディオ品質が低いため、そう聞こえただけだ」という擁護の声もあった。