18日(現地時間)、ロシアの国営通信社「タス通信」は、ウラジーミル・プーチン大統領がアゼルバイジャンを訪問し、イルハム・アリエフ大統領と首脳会談を開催すると報じた。
同日、プーチン大統領はアゼルバイジャンの首都バクーに到着後、大統領公邸に移動し、非公式夕食会に出席した。
19日にはアリエフ大統領と会談し、両国の戦略的パートナーシップ、ならびに同盟関係の発展や国際情勢、地域紛争などについて議論する予定である。
首脳会談後、両首脳は共同声明を発表し、記者会見で会談内容について説明する予定だ。
ロシア政府は、首脳会議の最大の議題はアゼルバイジャンと隣国アルメニアの関係正常化だとし、「ロシアは両国の関係正常化のために継続してあらゆる支援を行う」と述べた。
アゼルバイジャンは係争地ナゴルノカラバフをめぐって隣国アルメニアと対立してきた。
アゼルバイジャンは昨年9月にナゴルノカラバフ紛争でロシアの同盟国アルメニアに勝利し、アゼルバイジャン領土としての「主権回復」を宣言していた。そのため、同盟の「機能不全」を批判するアルメニアがロシアから距離を置きつつある中でのプーチン大統領のアゼルバイジャン訪問となった。
アゼルバイジャン訪問中、プーチン大統領はアリエフ大統領の父であるヘイダル・アリエフ元大統領の墓があるバクーの追悼施設を訪れ、献花式などの行事を予定している。