19日(現地時間)、「The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)」によると、ロシアの人権団体はウクライナを侵攻中のロシア軍で、戦地から逃亡したり、徴兵を逃れようとしたりした若者が、少なくとも5万人にのぼると分析した。
兵役逃れが発覚した場合、逮捕後に部隊への復帰や入隊を選択すれば、罪を免れるケースも多いことため、実際の人数はさらに多いだろうという声もあがっている。
裁判所によると、逃亡や徴兵逃れに関する事件は正式に確認されているだけで1万件を超えているという。
今月6日、ウクライナ地上軍が国境地域クルスク州へ越境攻撃を展開し、一部地域の制圧に成功したのも、ロシア軍の兵力不足が原因だという指摘があがっている。
2022年2月24日にウクライナへの侵攻を開始後、ロシアはウクライナ領土内で占領地を拡大するため、人海戦術を用いている。
イギリス「BBC」が今年4月に報じたところによると、ロシア軍兵士の死者数はすでに5万人を超えたといわれている。