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2024年12月23日月曜日
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地球と太陽のラグランジュ点における衛星ミッションの現状、L1とL2の探査機活動

■「ラグランジュ点」 探査の歴史

現在、地球と太陽の間にある5つのラグランジュ点のうち、L1とL2では様々な衛星と探査機がそれぞれの任務を遂行している。NASA(アメリカ航空宇宙局)は1994年、L1に太陽風研究衛星「ウィンド(WIND)」を、1997年には宇宙エネルギー粒子研究衛星「エース(ACE)」を送った。アメリカ海洋大気庁(NOAA)は2015年に深宇宙気候観測衛星「ディスカバー(DSCOVR)」をL1に送った。

2020年に打ち上げられ月のサンプルを収集した中国の探査機「嫦娥5号(じょうが5号)」の軌道船は、月のサンプルを載せた着陸船を地球に降ろした後、様々な追加任務を遂行するため再びL1に向かった。この4機の衛星は現在も活動している「現役」である。L1より探査と開発が比較的遅れたL2には、2001年NASAが宇宙背景放射観測衛星「WMAP」を打ち上げ、初めての探査が始まった。

その後、2009年に欧州宇宙機関(ESA)が宇宙背景放射観測衛星「プランク(Planck)」と「ハーシェル」赤外線観測宇宙望遠鏡を発射した。2010年に中国が打ち上げた「嫦娥2号」は、6ヶ月間月上空で月面観測任務を完了した後、L2に進入し宇宙観測任務を遂行した。この4つの衛星は寿命を迎え、現在は「ガイア(2013年/ESA)」「スペクトルRG(2019年/ドイツ・ロシア共同)」「ジェイムズ・ウェッブ(2021年/NASA)」「ユークリッド(2023年/ESA)」など4機がここで深宇宙観測任務を遂行している。

一方、地球と月の間のラグランジュ点の開発は中国が先導している。月のラグランジュ点L2は地球から約44万km離れた場所に位置しており、中国が2019年に「嫦娥4号」を打ち上げ、月の裏側に着陸する過程でも月L2を活用して成功した。

月の公転周期と自転周期が正確に一致する特性により、月は地球に常に同じ面を見せるため、月の裏側から地球と通信することは不可能である。中国は月L2に「鵲橋(じゃっきょう)」という名前の中継衛星を送り、「嫦娥4号」の月の裏側着陸を成功させ、鵲橋は月L2に位置する世界初の通信衛星となった。中国は現在、月L2に送る鵲橋2号を計画中である。

現在、韓国の宇宙航空庁は企画研究を通じて探査機の開発計画などを決定していく方針である。韓国天文研究院は2022年にL4宇宙探査機の先行企画研究を行い、昨年は「L4太陽圏宇宙観測所の構築」などを企画した。ユン・ヨンビン宇宙航空庁長は先月5日、韓国天文研究院の前職院長たちとの会合の席で、「これまで推進してきた事業だけでなく、第4ラグランジュ点探査・小惑星探査など新しいプロジェクトに関する計画の策定を準備している」と述べた。

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