「カマラはカメレオンなのか、インディアンなのか?」プロレスラーとして有名なハルク・ホーガンが米民主党大統領候補となったカマラ・ハリス副大統領を言及し、物議を醸している。
BBCは21日(日本時間)、「ホーガンがハリス候補の人種アイデンティティについて語り、非難を受けている」と報じた。ホーガンは共和党大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領の支持を公に表明した。
彼は先月(7月)に開催された共和党大会に直接出席し、トランプに対する支持演説も行った。彼は同日(21日)に開催されたビール会社のプロモーションイベントに出席し、「カマラはカメレオンなのか、それともインディアンなのか」と問題発言をした。
ハリス候補の父はジャマイカ、母はインド出身である。彼女は女性かつアジア系初の大統領になるため参戦している。
ホーガンはイベントに出席した聴衆がその発言に対して野次を飛ばすと、「カマラにボディスラムをしてほしいのか」と問い返した。彼は「冗談を言っただけだ」と自身の発言に弁明を付け加えたが、ハリス候補に関する発言を止めなかった。
BBCは「(ハリス候補の)インド系の血統についても言及した」と発言したが、トランプ候補も以前何度もハリス候補の人種的な背景について言及し、論争を引き起こしていた。
トランプ候補は先月(7月)31日に開催された全米黒人ジャーナリスト協会の招待討論で、ハリス候補について「彼女はいつもインド系の血筋を引いていると言っているが、私は彼女が黒人に変身するまで、彼女が黒人だとは知らなかった」と述べた。
一方、ハリス候補は同日ウィスコンシン州を、トランプ候補はミシガン州をそれぞれ訪れ、選挙運動を行った。
写真=Newsis