米国の著名なテレビ司会者オプラ・ウィンフリー氏が、21日(現地時間)に民主党全国大会にサプライズで登場し、大統領候補のカマラ・ハリス副大統領への支持を呼びかけた。
ウィンフリー氏は、シカゴのユナイテッド・センターで行われた民主党大会の3日目の舞台に立ち、「私たちは何か行動を起こさなければならない。私たちの使命はカマラ・ハリスを次のアメリカ大統領に選ぶことだ」と力強く訴えた。
続けて、「自由はただでは得られない」とし、「アメリカは常に作り上げていくプロジェクトであり、それには献身が必要で、人生の困難に立ち向かう覚悟が求められる」と述べ、人種差別や性差別、経済的不平等を問題提起した。また、「今回の大統領選は私たちの未来に関わる選択であり、尊重と尊厳、常識が問われている」と強調した。
さらに、「この常識はカマラ・ハリスとティム・ウォルズが私たちに尊重と尊厳をもたらしてくれると示している」とし、「個人への忠誠ではなく、憲法への忠誠を選ぼう。それが真のアメリカであり、悲観ではなく楽観を選ぼう。それが最良のアメリカであり、ナンセンスではなく常識を選ぼう。それがアメリカだ」と述べた。
最後に、ウィンフリー氏は「真実を、自由を選ぼう。喜びを選ぼう。カマラ・ハリスを選ぼう」と叫び、演説を締めくくった。
ウィンフリー氏は、2008年の大統領選挙でバラク・オバマ前大統領を支持し、2016年と2020年にはそれぞれヒラリー・クリントン前国務長官とジョー・バイデン大統領を支持していた。黒人有権者に対する大きな影響力を持つウィンフリー氏がハリス副大統領を正式に支持することで、民主党の黒人票にポジティブな影響を与えると予想されている。