慶熙(キョンヒ)大学宇宙探査学科「ダヌリ磁場搭載体研究チーム(研究責任者ジン・ホ教授)」が月面に朝鮮時代の天文学者であり数学者である南秉哲(ナム・ビョンチョル)の名前を刻印した。
19日、研究チームによると、彼らは国際天文学連合(IAU)に対し、月の裏側にある独特な磁気特性を示す名前のないクレーターに、南秉哲の名前の付与を申請した。最終審査を経て、8月14日にこのクレーターに「南秉哲クレーター(Nam Byeong-Cheol Crater)」という名前が付与された。今回初めて韓国が提案した朝鮮時代の学者の名前が付与されたことになる。
南秉哲クレーターは、1980年以降に命名された月のすべてのクレーターの中で最も大きなクレーターであり、アポロ時代以降、このような大きな噴火口に名前を付けることは非常に稀である。これまでに合計1659個のクレーターに名前が付けられている。
慶熙大学ダヌリ磁場搭載体研究チームは、アメリカの参加科学者であるカリフォニア大学サンタクルーズ校(University of California-Santa Cruz)イアン・ゲリックベセル教授との共同研究中、このクレーターに名前がないことを発見し、申請することとなった。
南秉哲クレーターという名前は、韓国天文研究院、高天文研究センター(センター長 ヤン・ホンジン)の推薦と協議を経て最終提案された。
月面クレーターの命名は国際天文学連合(IAU)が主催している。