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2024年11月16日土曜日
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北朝鮮、米国の核兵器運用指針改訂に強く反発…「我々は計画通り核戦力を強化し続ける」と宣言

北朝鮮外務省の報道官による公開談話

「合法的な正当防衛権の行使」

北朝鮮は24日、アメリカが北朝鮮と中国の核戦力強化の動向を反映して「核兵器運用指針」を改訂したことを非難し、引き続き核戦力の強化を推進する意向を示した。

北朝鮮外務省の報道官は、朝鮮中央通信に公開された談話で、「アメリカが他国の『核の脅威』をどれだけ誇張しようとも、我々は定められたスケジュールに従って、国家の主権と安全利益を確実に守るための十分かつ信頼性のある核戦力の強化を推進していく」と述べた。

報道官は、ニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道を通じて公開されたアメリカの「核兵器運用指針」の改訂について、「他国に対する軍事的抑止と地政学的覇権の維持を目的とする、アメリカの危険な核使用戦略を正当化し、国際社会の非難を回避しようとする幼稚な世論操作に過ぎない」と指摘した。

さらに、「他国の『核の脅威』を引き続き操作しながら、世界の平和と安定、緊張緩和を望む国際社会の願いに逆行し、一方的な核優位を確保することに執着するアメリカの行動には、厳重な懸念を表明し、強く非難する」と付け加えた。

また、核戦力の現代化に取り組むアメリカが日本や韓国との同盟を核に基づく軍事ブロックに進化させ、主権国家に対する核使用を目的とするグループまで運営しているとし、こうした核の脅威の増加に対処するための防衛力強化は「合法的な正当防衛権の行使」であると主張しました。報道官は「アメリカの危険な核態勢の調整によって引き起こされるあらゆる安全保障の挑戦に対処するため、戦略的な力を全方位で強化し、どのような形の核の脅威にも断固として対処する」と強調した。

この談話に先立ち、NYTはアメリカのジョー・バイデン大統領が昨年3月、中国と北朝鮮が迅速に核戦力を強化し、ロシアとの三国調整のもとで核の脅威を引き起こす可能性に新たに備える趣旨を含む「核兵器運用指針」の改訂案を承認したと伝えた。

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