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2024年12月26日木曜日
ホームニュース地下鉄エスカレーターに設置された鏡が盗撮防止に大効果?全国に広がる新対策の詳細と成果

地下鉄エスカレーターに設置された鏡が盗撮防止に大効果?全国に広がる新対策の詳細と成果

引用:朝日新聞

最近、盗撮防止のために地下鉄駅のエスカレーターの壁に鏡が設置されるケースが増えている。この鏡により、女性は背後の様子を見ることができるため、盗撮者が近寄るのを思いとどまらせ、事件を未然に防ぐことができると考えられている。

朝日新聞の報道によると、東京・秋葉原駅など主要駅のエスカレーターの側壁に、高さ30センチ x 幅20センチの鏡が6枚設置されている。鏡の横には「盗撮に注意」のステッカーが貼られている。

この対策は大阪府警により始められたもので、2023年3月にJR大阪駅のビル内エスカレーターに鏡と「盗撮に注意」のステッカーと設置された結果、設置前後の30分間で乗客の周囲に対する警戒心が10倍に増加した。

大阪駅では、鏡の設置以降、不法撮影の被害が発生していないという。科警察研犯罪行動科学部の島田貴仁室長は、「鏡を設置されると、人は自然と覗き込む。その行動心理を利用した」と説明している。

この取り組みは現在、東京、神奈川、千葉、愛知など多くの地域に広がっている。千葉県船橋駅では、2022年に23件だった盗撮の被害件数が2023年には17件、今年は7月までに5件に減少している。

さらに、一部の駅では特殊な鏡や 防犯カメラを設置するなど対策が強化されている。埼玉高速鉄道は浦和美園駅に広角鏡を設置し、兵庫県三田市の三田駅ではエスカレーター上部に防犯カメラを設置された。

警察庁によると、昨年の盗撮に関する検挙件数は5,730件で、5年前より45%増加した。昨年7月から施行された撮影罪(性的姿態等撮影罪)に関連する罰則法違反で6ヶ月間に1,203件が摘発された。

場所別統計によれば、駅構内での盗撮が20%以上を占め、携帯電話を使用した犯罪は80%に達している。午後3時から6時の通勤時間帯退に発生する事件が全体の25%を占めており、最も多い結果となった。

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