24日(現地時間)、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアがウクライナで行った破壊攻撃の借りを私たちは今返している」と語った。
「AFP通信」によると、8月24日のウクライナ独立記念日に33回目の独立記念日を記念して、ゼレンスキー大統領は国民に向けたビデオメッセージの中でこのように語った。
そして、ロシアに対し「無分別な攻撃の報いが何であるかを知ることになるだろう」と警告した。
ゼレンスキー大統領は「我々の土地に憎悪を植えつけようとするものは、膨らんだ憎悪という感情に対し自ら責任を取らなければならない」と強調し、「これは私たちの希望的な観測でも、盲目的な復讐でもない。正義である」と語気を強めた。
また、彼はロシアのプーチン大統領を「(核兵器の)ボタンですべての人々に脅威を与えようとする『赤の広場』出身の病んだ老人だ」と表現した。
6日、ウクライナ地上軍は国境地域であるロシア西部クルスク州に対して、アメリカとドイツの装甲車を動員し、ウクライナ侵攻が始まって以来、初めて越境攻撃を行った。
ロシアは第二次世界大戦終戦以後、初めて本土を外国軍に攻撃される屈辱を味わっている。
2週間以上にわたり、クルスク州を中心としたロシア領土の一部を占拠しているウクライナ軍は、約1万人の兵力と数百台の装備を用い、クルスク周辺のロシア本土約1,263キロ平方メートル、93の地域を制圧したとシルスキー総司令官が発表している。
一方、AFP通信は「ウクライナのクルスク州への越境奇襲攻撃はロシアに動揺を与えたが、ドネツク州などのウクライナ東部でのロシアの進撃を遅らせるにはいたらなかった」と指摘した。