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2024年12月23日月曜日
ホームニューストランプ前大統領がケネディ・ジュニア氏を引継ぎ委員会に任命、中道派の支持拡大を狙う

トランプ前大統領がケネディ・ジュニア氏を引継ぎ委員会に任命、中道派の支持拡大を狙う

引用=AFP連合

米共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領は、27日(現地時間)に「第3候補」から辞退し、自身を支持したロバート・ケネディ・ジュニア氏を大統領職引継ぎ委員会に合流させた。

米民主党の最高名望家であるケネディ家のロバート・ケネディ・ジュニア氏が、共和党が大統領選で勝利した場合に設置される、大統領職引継ぎ委員会に席を設けたことになる。

トランプ前大統領はハワイ州で連邦下院議員を務めたトゥルシー・ギャバード氏と共に、ケネディ・ジュニア氏を引継ぎ委員会に含めることにした。

ギャバード氏もまた民主党出身であるが、トランプ支持を表明した人物である。

ジョー・バイデン大統領が大統領候補職から辞退し、その地位をカマラ・ハリス副大統領が継承する中、民主党の風潮が吹き荒れる中で、トランプ前大統領は周囲の反対にもかかわらず「陰謀論者」であるケネディ・ジュニア氏を引継ぎ委員の一人として任命した。民主党出身の人物2名を自身の選挙キャンプに加え、新たな選挙の動力を確保しようとしている意図がある。

しかし、彼らの参加はトランプ前大統領が中道派として支持層を拡大するのにはあまり役立たないと見られる。ケネディ氏はワクチン陰謀論を盲信する反ワクチン活動家であり、支持層は民主党よりも共和党に集中している。

無所属で出馬し、最近まで支持率がある程度あったが、ハリス副大統領がバイデン大統領に代わって民主党の大統領候補に選ばれた後、事実上動力を失った。

一方、ギャバード氏は2020年の民主党大統領候補の選出過程に参加した人物であり、民主党の極左派を主に攻略していたが、2年後に脱党した。彼女はウラジーミル・プーチンロシア大統領のウクライナ侵攻を擁護しており、またシリア独裁者バッシャール・アル=アサド政権を支持している。

ギャバード氏は来月10日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われる予定のトランプ前大統領とハリス副大統領の大統領選テレビ討論会の準備にも参加している。

トランプキャンプは、大統領選で勝利した場合、内閣の人選を考える引継ぎ委員会で、ケネディ氏とギャバード氏がどのような役割を担うのかについては沈黙を守っている。

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