8日未明、北朝鮮住民が韓国仁川(インチョン)江華(カンファ)喬桐島(キョドン島)海上を通じて亡命に成功し、これを誘導した海兵隊員が29泊30日の褒賞休暇を受けたと伝えられた。1日、ソウル経済が単独で報じた。
メディアによると、海兵隊第2師団は8月11日、警戒勤務中に北朝鮮の亡命者を発見した一等兵に対して、褒賞休暇29泊30日の付与と、所定の報奨金を支給したという。
海兵隊第2師団傘下の第5旅団アルファ大隊所属に所属するパク一等兵は、11日未明、シチュエーションルームで警戒勤務をしていた際、北朝鮮の海岸から泳いでくる北朝鮮住民2名を熱像監視装置(TOD)を通じて初めて発見した。
当時、彼らは北朝鮮の礼成江(イェソン江)河口から漢江(ハンガン)河口の南北中立水域を越え、仁川の江華島、喬桐島海上に接近していたことが確認された。
直ちに非常事態が伝達され、海兵隊第2師団アルファ部隊は、全兵力を海岸に戦闘配置し、数時間にわたる亡命者救出作戦を通じて、北朝鮮住民1名を韓国側の海岸に安全に誘導することに成功した。ただし、2名のうち1名は行方不明になったという。
今回の亡命者救出作戦の成功については、韓国の申元植(シン·ウォンシク)式国防部長官も国会国防委員会で「(軍が)出発地点から監視を続け、亡命を誘導した成功的な作戦だ」と評価した。
特に、申元植国防部は、海兵隊第2師団に亡命者救出作戦の成功を称える「激励カード」を送ったとメディアが報じた。
一方、先月20日未明には、北朝鮮軍の兵士1名が江原道(カンウォン道)高城(コソン)に亡命した。
当時、複数の軍消息筋によると、20代の北朝鮮軍兵士が午前、江原道高城を通じて亡命し、陸軍第22師団の区域を越えて亡命の意志を明らかにしたという。
北朝鮮軍兵士の階級は下士であると伝えられた。韓国軍は警戒作戦中にこの人物を軍事境界線一帯で捕捉した後、亡命を誘導したことが明らかになった。