「投資の神様」と称されるバークシャー・ハサウェイ社のCEOウォーレン・バフェット氏が94歳の誕生日を迎え、長寿の秘訣に関心が集まっている。
1日(現地時間)米国経済誌「フォーチュン」は「バフェット氏の長寿の秘訣は? コカ・コーラとキャンディ、そして人生の喜び」というタイトルで、バフェット氏が94歳まで健康に長生きしている秘訣について分析した。
報道によると、バフェット氏の食事は一般的に知られる健康的な食事とはかけ離れているという。
バフェット氏は2015年、フォーチュン誌とのインタビューで「私は6歳の子供のように食べている」と述べ、Utz(ウッツ=ポテトスティック)を好み、毎日12オンス(約355ml)のコカ・コーラを5本飲むと明らかにした。
2017年のHBOドキュメンタリー『ウォーレン・バフェットになる(Becoming Warren Buffett)』では、彼は毎朝マクドナルドに立ち寄り、ソーセージパティ2個と卵、チーズ、ベーコンの組み合わせからなる3.17ドル(約463円)のセットをコーラ1杯と共に好んで食べる姿が映し出された。
昼食にはファーストフードのデイリークイーンに立ち寄り、チリチーズドッグとチェリーシロップとナッツを添えたサンデーを食べる。また、おやつにはシーズキャンディ(See’s Candies)のキャンディやチョコレートを好んで食べるという。
バフェット氏は2007年に韓国を訪問した際、ホテルでの食事ではなくハンバーガーとコーラを食べる姿が目撃され、2011年にも同じメニューを昼食に楽しんだという。
フォーチュン誌は、バフェット氏の長寿の秘訣を食事ではなく生活習慣あると分析している。十分な睡眠時間と脳の活動、メンタルヘルスに注目した。
米国心臓病学会で発表された研究によれば、質のいい睡眠は寿命を延ばすとされており、バフェット氏は2017年PBSインタビューで「私は寝ることが好きだから、毎晩8時間は寝るようにしている」と語り、「私は午前4時から働く気はない」と述べた。
また、彼は週に最低8時間、友人たちとのブリッジゲーム(カードゲーム)を楽しみ、1日に5〜6時間を読書と瞑想に費やしているという。
さらに、バゲット氏は長寿の秘訣として、自分の環境に感謝し、好きなことに集中する態度を挙げた。
2017年CNBCインタビューでは、「私は幸せが長寿につながると思っている。サンデーを食べたりコーラを飲んだりする時がもっと幸せだ」と語った。
一方、バフェット氏は誕生日の2日前に、自身が運用するバークシャー・ハサウェイの時価総額が一時1兆ドル(約147兆円)を超えた。これによりバークシャー・ハサウェイは米企業の中で、ビッグテック(巨大技術企業)を除いて初めて時価総額「1兆ドルクラブ」に入った。