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2024年12月23日月曜日
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生産性向上により10年間に原油価格が1バレルあたり5ドル下落する予測、AIの導入拡大が原油価格に与える影響

人工知能(AI)導入の拡大によって、今後10年間でグローバルな原油価格が下落すると予測されている。AIの導入により生産性が向上すると予想されるためだ。

4日、ロイター通信によると、最近発表したゴールドマン・サックスは報告書で「AIが物流の改善と資源配分を通してコストを削減できる」とし、「AIが導入され、生産性が25%向上すると仮定した場合、原油価格は1バレルあたり5ドル下落すると見込まれている」と述べた。

ゴールドマン・サックスはさらに、「今後10年間で電力や天然ガス関連の需要に比べ、AIが石油需要をわずかに増加させると予測している」としつつ、「しかし、コスト曲線におけるマイナスの影響が、需要の増加よりも大きくなる可能性が高いため、AIは中長期的に原油価格に対して適度な下押し圧力をかける見込みだ」との見解を示した。

ゴールドマン・サックスの分析によると、AIは新たなシェールガス田のコストを約30%削減することができる。また、AIによってアメリカのシェールガスの回収率が10〜20%向上し、これにより石油の埋蔵量が8〜20%(100億〜300億バレル)増加すると予想されている。

これに対してロイターは「AIが原油価格に与えるマイナスの影響は、石油輸出国の収入を減少させる可能性がある」とも指摘した。

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