米テクノロジー株を代表する7つの銘柄「マグニフィセント・セブン(M7)」の中で、エヌビディアとテスラ、米半導体レバレッジ上場投資信託(ETF)を購入した外国人投資家は、相対的に低調な投資成果を上げていると集計された。
特に、今年投資家の間で熱狂的な人気を博したエヌビディアについては、10人中4人が損失を出していることが明らかになった。一方、最も高い収益率を出しているのは、アップルに投資した投資家であるという。
4日、韓国のキウム証券が、先月30日時点の個人顧客データを分析した結果によると、テスラは30日の株価が214.11ドル(約3万741円)と平均購入単価217.41ドル(約3万1215円)よりも低いため、M7の中で唯一マイナスの収益率を記録したという。
エヌビディアは平均購入価格85.05ドル(約1万2211円)に対して40.35%の収益率を上げたが、今年に入って株価が148%急騰したことを考慮すると、低調な成績であると解釈される。「ディレクション・デイリー・セミコンダクター・ブル3倍(SOXL)」ETFは、平均購入単価が38.17ドル(約5480円)で、現株価38.79ドル(約5569円)との違いはほとんどないことがわかった。
顧客別保有銘柄の購入単価と、先月30日の終値を比較した収益・損失投資者の割合を見ると、これら3つの銘柄で損失を出している投資者が35〜50%と、かなりの割合を占めていた。エヌビディアは損失投資者の割合が34.6%、SOXL ETFは46.0%、テスラは48.9%に達した。いずれも今年に入って韓国で米国株の取引量と純買い越し額順で上位を占めた銘柄である。
一方、M7の中で平均購入単価を基準に、最近の終値収益率が最も高い銘柄は、アップルの51.13%とメタの59.68%であることが調査でわかった。
先月30日、それぞれ229ドル(約3万2879円)、521.31ドル(約7万4847円)で取引を終えたアップルとメタに対する、キウム証券の個人顧客の平均購入単価は151.53ドル(約2万1756円)、326.47ドル(約4万6873円)と低めであった。
個別銘柄の収益権割合を見ると、アップルの場合は収益投資者の割合が98.9%、メタは97.7%と集計された。事実上、アップルとメタに投資した外国人投資家の大多数が利益を上げていることを意味する。
同様の方法で集計したアマゾン・グーグル(アルファベット)・マイクロソフトの収益率はそれぞれ15〜30%、収益投資者の割合は82〜85%程度であることが示された。