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2024年12月19日木曜日
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メルセデス・ベンツ、中国市場に2813億円を追加投資!EVと新車製品群の多様化へ

ドイツのメルセデス・ベンツは、中国の協力企業と共に中国市場に140億人民元(約2813億円)を追加投資し、製品群の多様化に乗り出す。

中国の新華社通信によると、ベンツは中国市場に多様な新車を投入する計画であり、その中のいくつかは早ければ来年の発売が予定されているという。

新車製品群には、ロングホイールベースを採用したCLA電気自動車(EV)、スポーツ用多目的車(SUV)GLEロングホイールベース、中型および大型バンのEV用プラットフォーム「Van Electric Architecture(VAN.EA)」をベースとする高級EVバンなどが含まれる。

この中でCLAは来年、北京にある合弁会社の工場で生産される予定であり、さらに追加投資の一部は、中国福州市(フッチュ市)にある合弁会社の福建ベンツに投入され、高級EVバンモデルの開発に使われる。

メルセデス・ベンツ・グループ最高経営責任者のオラ・ケレニウス氏は「中国は常に我々のグローバル戦略の核心であり、EVの革新と知能革新を推進する最前線である」と述べた。

新華社通信は、ベンツと中国内の協力企業が、2014年から昨年までに中国に投資した総額が1000億人民元(約2兆88億円)を超えたと報じた。

ベンツの投資拡大は、最近中国市場で苦戦しているグローバル自動車メーカーが事業縮小の方針を掲げる状況を考慮すると異例である。中国では低価格のEVや、ハイブリッド車を巡る激しい競争が展開され、トヨタ、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ(GM)などの完成車メーカーが危機に直面している。

フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、海外自動車メーカーが中国内のパートナーと協力し、中国市場に進出した合弁会社16社のうち、工場稼働率50%以上の工場は5社に過ぎず、30%未満の工場も8社に達しているという。

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