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2024年11月22日金曜日
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デジタル性犯罪の現状…過去3年間で逮捕された7530人のうち拘束は5%台、ニセ動画の急増と対策の課題

引用:イメージトゥデイ

 韓国で過去3年間に警察に逮捕された、児童性搾取映像や違法撮影物の配布者は7530人に達し、その中で拘束率は5%台にとどまっていることが明らかになった。

3日、共に民主党のファン・ジョンア議員が警察庁から受け取った資料によると、2021年から2023年までに集計されたサイバー性暴力(情報通信網を通じた違法撮影物を配布など)の発生件数は9864件であるという。

この中で7530人が逮捕された。犯罪の種類別に見ると、児童性搾取映像が3295人で全体の43.8%を占め、最も多かった。違法撮影物が2415人(32.1%)、違法性映像物が1563人(20.8%)、ニセ動画(ディープフェイク)が257人(3.4%)と続いた。

逮捕された被疑者の拘束率は5.5%(412人)に過ぎなかった。

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最近、韓国で女性の顔写真にわいせつな映像を合成した動画を制作・流布する「ディープフェイク性犯罪」の被害が続出している中、ニセ動画による犯罪の発生件数は、2021年に156件、2022年に160件、2023年は180件に急速に増加した。

今年1月から7月までにニセ動画を用いた犯罪は297件発生し、146人が逮捕された。今年に入って7ヶ月間で逮捕された人数は、昨年1年間で逮捕された人数をすでに大きく上回っている。

過去3年間にニセ動画犯罪で逮捕された257人の中、拘束された人数は12人(4.7%)に過ぎなかった。今年の拘束率は2.7%(逮捕146人・拘束4人)である。

ファン議員は「デジタル性犯罪は、スマートフォンとコンピュータさえあれば行うことができる犯罪であり、拡散速度を考慮すると重大犯罪として扱うべきである」とし、「捜査機関がその被害を軽微な問題だと判断する傾向が見られるのは不適切である。デジタル性犯罪が高度化し、被害が増加する可能性があるほど、予防から処罰、被害救済までを含む総合的な対策が必要である」と強調した。

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