11月にアメリカ大統領選を控え、民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領と共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領のテレビ討論会が最大の激戦州であるペンシルベニア州フィラデルフィアの国立憲法センターで始まった。
10日午後9時(現地時間/日本時間11日午前10時)に始まった討論会は、ABCニュースの看板アンカーである「ワールド・ニュース・トゥナイト」のアンカー兼編集長のデイヴィッド・ミュアー氏と、「ABCニュース・ライブ・プライム」アンカーのリンジー・デイヴィス氏の司会で開催される。
まず、ハリス副大統領がトランプ前大統領に近づき手を差し出し、自己紹介と挨拶を交わしながら握手を交わした。ハリス副大統領とトランプ前大統領が直接会うのは今回が初めてである。
最初の質問は経済に関するイシューであった。ハリス副大統領は2分間の回答時間中、緊張のためか言葉に少し詰まる様子も見られ、トランプ前大統領は動じることなく冷静に「バイデン政権の経済は災害のようなものだ」と批判した。