9日(現地時間)、癌で闘病中のイギリスのキャサリン皇太子妃が、ビデオメッセージを通じて9ヶ月間の化学療法による治療を終え、新たな段階に入ったと明らかにした。
皇太子妃は同日、ビデオメッセージをX(旧Twitter)に投稿し、「夏の終わりを迎えようとしている中、ようやく化学療法を終えたことをとても嬉しく思う」と述べた。
彼女は「完全に回復するにはまだ時間がかかるが、毎日を真摯に受け止め、今後数ヶ月の間に可能な限り徐々に公の場でお目にかかることを楽しみにしている」と語った。
今回のビデオメッセージは、3月に癌と診断されたことを明かして以来、久しぶりの皇太子妃の声明だ。
当時、クリスマス以降公務から離れ、1月に腹部手術を受けた後に術後検査で癌が発見されたと皇太子妃は説明していた。
「この9か月間、私たち家族にとって信じられないほど大変な時間だった」とし、「子供たちには常に私は大丈夫だと言い聞かせ、体だけでなくメンタルも全快することに集中しながら、日々良くなっていった」と述べた。
さらに「がんとの闘いは誰にとっても、特に身近な人にとっては複雑で恐ろしく、予想不可能だ」としながら、同じように癌と闘う患者に向けて「私はいつもあなたたちのそばにいる。いつか暗闇をぬけ、明るい場所に出て行った時、あなたが育んだ光を輝かすことができるように」と応援した。
「BBC」によると、王室は現時点では皇太子妃の状態について寛解したかどうかお伝えするのは難しいと伝えた。
関係者は完全な復帰まではまだ遠いとし、今後数ヶ月間は様子を見ながら公務に徐々に復帰することになるだろうと説明した。