アメリカで、泥酔状態で運転していたところを警察に逮捕された運転者が、実はフロリダ州の市長であることが明らかになった。
現地時間2日付のアメリカ「ニューヨーク・ポスト」によると、8月28日、アメリカのフロリダ州ネイプルズ市のテレサ・ハイトマン市長が、酒に酔った状態で運転し、近隣住民の郵便受けに衝突したという。
ある住民が警察に「市長が酔っ払っているようで、車で郵便受けを壊してそのまま帰った」と通報した。
通報を受け、現場に駆け付けた警察は、ハイトマン市長に対してアルコール検査を行った結果、市長の血中アルコール濃度は、フロリダ州の基準値の2倍以上であることが判明し、その場で逮捕された。
警察のボディカメラ映像には、ハイトマン市長が「私を市長とは呼ばないでほしい。私はただのテレサ・ハイトマンだ」と語る様子や、アルコール検査中にふらついている姿が映っていた。
市長は取り調べで「運転する前に飲んだのは、食事中のワイン一杯だけだ」と主張したが、この主張は受け入れられなかった。
最終的に、ハイトマン市長は酒気帯び運転の容疑で起訴され、ネイプルズ拘置所に収監された。しかし、翌日には500ドル(約7万1287円)の保釈金を支払い、釈放された。裁判は18日に行われる予定だという。
なお、ハイトマン市長は2020年からネイプルズの市長を務めており、今年3月に再選している。