飲み会の席で職場の男性同僚2人に対して強制わいせつ行為を行った30代の女性に対し、懲役刑が言い渡された。
11日、法曹界によると、大田地方裁判所天安支部の刑事1部(裁判長:チョン・ウンヨン)は、強制わいせつの罪で起訴されたA(34歳・女性)に対し、懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。また、40時間の性暴力治療講義の受講も命じられた。
Aは2021年12月13日、ある会社に入社し、入社から3日後に自ら提案した飲み会の席で、職場の同僚であるB氏(30歳・男性)とC氏(37歳・男性)に対して強制わいせつ行為を行ったとされている。
事件当日の午後8時頃、Aはカラオケで歌っていたB氏に近づき、自身の臀部をB氏の性器部位に押し付け、B氏が肩を押して拒否の意思を示したにもかかわらず、太ももを触りながら「私と一緒に寝る?」とわいせつ行為を行ったとされている。
また、同じ場でC氏を抱きしめ、臀部を叩きながら「男は臀部が大きい方がいい。私と寝てもいいよ」と言いながら強制わいせつ行為を行ったとされている。
裁判所は「被告人には前科がなく、犯行の内容や動機、方法、結果を考慮すると再犯の可能性があるとは断定できない。しかし、職場の同僚2人に対する強制わいせつ行為の罪は重く、被害の回復がなされていないため、責任は重大だ」とし、「わいせつの程度が軽い点などを考慮して量刑を決定した」と述べた。