YouTuberのMrBeast(ミスタービースト)が『イカゲーム』の実写版を製作
参加者に対する虐待・性的嫌がらせ論争により提訴される
「世界一」と言われているYouTuberのMrBeast(本名ジェームズ・ステファン・ドナルドソン)が、虐待および性的嫌がらせの容疑でリアリティ番組の参加者たちに訴えられたことが明らかになった。
17日(現地時間)海外メディアの報道によると、当訴訟は9月16日(月)にロサンゼルス高等裁判に提出されたものであり、被害者たちはAmazonのリアリティ番組『Beast Games(ビースト・ゲーム)』に参加した際に経験した慢性的虐待、セクハラ、未払い賃金などを主張しているという。
訴訟内容によると、『Beast Games』は総額1億ドル(約144億円)の予算で制作され、1000人以上の参加者が500万ドル(約7億2200万円)の賞金をかけて競う大会である。
Netflixの『イカゲーム』と似ており、制作段階から注目を集めていた。参加者たちは基本的な医療サービス、食事、睡眠、衛生などが保証されておらず、セクハラ被害や過酷な労働環境に置かれたと主張しているという。特に女性参加者の反発が激しいと報じられている。
参加者たちは番組に出演中、最低賃金や残業手当の未払いだけでなく、AmazonとMrBeastの制作会社によって危険な環境に置かれたと強調している。参加者たちは交渉段階で説明された条件よりもはるかに過酷な状況であったとし、一部は入院するまで至ったと訴えている。
当訴訟を代理する弁護士たちは、これらの状況が継続的かつ慢性的な虐待の結果であり、参加者たちは基本的な人権さえも尊重してもらえなかったと説明した。特に一人の女性参加者はMrBeastのファンであると言ってこの番組に参加したが、過酷な環境下で無視された経験を告白し、失望感を明らかにしている。
現在、AmazonとMrBeast側は当訴訟に対する公式なコメントを拒否しているという。議論が巻き起こっている番組はAmazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)とMrビーストが共同制作したリアリティ・ゲーム番組『Beast Games』で、この番組は1000人の参加者が500万ドルをかけて競うという内容で企画された。『Beast Games』の配信日は未定だという。
写真=instagram/@mrbeast