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2024年11月17日日曜日
ホームニュース日本銀行が基準金利を据え置く決定を発表、中国と日本の異なる金融政策アプローチを比較

日本銀行が基準金利を据え置く決定を発表、中国と日本の異なる金融政策アプローチを比較

中国は20日、米連邦準備制度(FRS)の「ビッグカット(0.5%ポイントの利下げ)」にもかかわらず、事実上の基準金利である貸出優遇金利(LPR)を据え置いた。中国も利下げを実施するだろうと見ていた市場の予想に反する動きとなった。

中国の中央銀行である人民銀行は同日、住宅担保ローンの基準となる5年物LPRを3.85%に、一般ローン基準として機能する1年物LPRを3.35%にそれぞれ維持すると発表した。当初、市場は米連邦準備制度理事会のビッグカットに合わせて中国も基準金利を引き下げると予想していた。実際、ロイター通信が今週専門家39名を対象に調査した結果、7割の27名が5年物と1年物LPRの利下げを見込んでいた。

しかし、米連邦準備制度理事会のビッグカットにより中国は元の価値を大幅に下げることなく金融政策を緩和する余裕を得たため、今年第4四半期には利下げなどの追加景気刺激策を打ち出す可能性が高い。

一方、世界的な利下げの流れとは異なり、基準金利を引き上げている日本銀行は20日、市場の予想通り基準金利を0.25%に据え置いた。共同通信とNHKによると、日本銀行は同日までの二日間開催された金融政策決定会合で現在の基準金利を調整せず維持することを決定した。日本銀行は昨年3月の金融政策決定会合で基準金利である短期政策金利を17年ぶりに引き上げた後、7月の会合でも金利を0~0.1%から約0.25%に引き上げた。

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