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2024年11月22日金曜日
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米連邦準備制度の0.5%利下げがもたらす市場の変動!金価格、ビットコイン、原油が上昇傾向に

引用=Shutterstook

■ 一日遅れて広まった「ビッグカットの恩恵」

米連邦準備制度(FRS)による「ビッグカット(0.5%ポイントの利下げ)」決定に対する肯定的な評価が出されたことにより、投資資産市場も揺れ動いている。19日(現地時間)の国際金価格はオンス(約28.35g)あたり2600ドル(約37万4000円)以上に急騰し、史上最高値に近づいた。

また、「デジタルゴールド」と呼ばれるビットコインも6万3000ドル(約906万1000円)を再び突破した。利下げにより景気が活性化され、原油需要が増加するとの期待から、国際原油価格も1%以上跳ね上がった。

ロイター通信によれば、金現物価格は当日米東部時間基準午後2時前場より1.2%上昇したオンス当たり2590.47ドル(約37万3000円)で取引された。金現物価格は前日、FRSが利下げを発表した直後に史上最高値であるオンス当たり2599.92ドル(約37万4000円)まで上昇した後、反落した。

金先物価格も上昇し、当日ニューヨーク商業取引所での12月引き渡し金先物価格の終値はオンス当たり2614.60ドル(約37万6000円)に前場より0.6%上昇した。

金価格の上昇はFRSの利下げ決定後、市場が本格的な利下げサイクルに突入したと判断された影響によるものと説明できる。金は保有しても利息が発生しないが、実質金利が低下する時期には投資対象として台頭する可能性がある。

ドル価値が下落する時、ドル建てで価格が設定された金に対する需要が増加し、価格上昇が現れる可能性があるとの見方もある。一方、依然として消えない景気後退に対する懸念により、安全資産を好む心理が作用したとの分析も出ている。スイスのグローバル投資銀行UBSは同日の投資家ノートで「金価格の上昇傾向が継続するだろう」と述べ、目標価格を来年中頃オンス当たり2700ドル(約38万8000円)と提示した。

仮想通貨大手であるビットコイン価格と国際原油価格も急速に上昇している。同日、米仮想通貨取引所コインベースによれば、米東部時間基準午後4時52分時点でビットコイン1個当たりの価格は24時間前に比べて4.83%上昇し、6万3086ドル(約907万3000円)で取引された。ビットコインが6万3000ドルの水準を突破したのは、先月26日以来初めてである。

同時点で時価総額2位のイーサリアムは6.10%上昇した2466ドル(約35万5000円)、ソラナも10.03%急騰した143ドル(約2万600円)を記録した。一方、同日ニューヨーク商品取引所では西テキサス産原油(WTI)先物が前取引日比1.33%上昇し、バレル当たり71.85ドル(約1万300円)を記録した。

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