イラン東部にある炭鉱でメタンガス爆発が発生し、少なくとも30人が死亡し、17人が負傷した。
また、現在も20人以上が炭鉱内に閉じ込められている。
22日にAP通信は、イラン国営メディアの報道内容を引用して、前日21日、首都テヘランから約500キロメートル以上離れたイラン東部の南ホラサン州タバスにある炭鉱で爆発事故が発生したと報じた。事故当時、約70人が炭鉱内もしくは周辺で作業していた。
イランのペゼシュキアン大統領は犠牲者の遺族にお悔やみの言葉を述べたうえで、閉じ込められている人々の救助に全力を尽くすよう指示したと話した。また、今回の爆発事故に関する原因調査と再発防止に努めるとしている。
石油産出国のイランでは、石炭を年間350万トン程度消費しており、180万トンは自国で採掘し、残りは輸入に頼っている。