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2024年12月23日月曜日
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「川の上」を走ることのできる橋、特別な走行体験を提供するも事故の影響で安全対策が求められる

中国・湖北省の清江

最大2.8トンまで運行可能

昨年、事故により5人が死亡

引用:odditycentral

 中国・湖北省にある、清江の水の上を渡ることのできる400mの長さの獅子関水上浮橋が「夢の橋」と呼ばれ、大きな話題となっている。

この橋は高密度ポリエチレンフロートを使用して、川の上に浮かんでいる状態で作られた橋であり、フロート内部には水を溜めているため安定性が高いとされている。

また、ドイツの技術を適用させ、運行中に車が転覆してしまうなどの事態が起きないようになっている。車の重量制限は2.8トンで、速度制限は20km/hに設定されており、速度制限を守って走行するのであれば、川の水の穏やかな動きを感じることができるといわれている。

しかし、2023年に多目的車が8人の乗客を乗せて橋を渡っている際、突然橋の柵部分に突撃しては、川へ墜落するという悲劇的な事故が発生した。

この事故により5人が命を失い、3人は車内から何とか脱出し、川を泳いで脱出に成功したという。事故の正確な原因は明らかにされていないが、防犯カメラの映像には事故前、車が橋を渡る際に橋が激しく揺れており、揺れたまま走行している様子が捉えられていた。

事故後、獅子関水上浮橋は一時的に閉鎖されたが、現在は再開されており、再び多くの観光客が訪れているという。この橋は、一度も経験したことのないような特別な走行体験を清江上で体験することができるのだが、事故の教訓を忘れず、重量および速度制限を守って安全に利用することが何よりも大切だといわれている。

この事故は、自然の美しさに酔いしれたまま油断した際などに起こり得る危険性を再認識させる機会となった。獅子関水上浮橋は依然として恩施自治州で最も人気のある観光地の一つであるが、橋の上では全利用者が安全規則を徹底的に守らなければならないと呼びかけている。

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