イーロン・マスク氏が率いるアメリカの宇宙企業スペースXは、2年以内に火星へ無人宇宙船5機を打ち上げる計画を発表した。
22日(現地時間)、マスク氏はソーシャルメディア(SNS)X(旧Twitter)で「スペースXは2年以内に乗組員のいないスターシップ(スペースXの宇宙船)5機を火星に発射する計画である」と述べた。
彼は、この計画が成功すれば、2028年には宇宙飛行士を搭載した宇宙船を火星に送ることができると予測している。
さらに、着陸の成功に関わらず、スペースXは火星へ向かう宇宙船の数を指数関数的に増加させると付け加えた。
彼は「宇宙旅行者になりたい人は誰でも火星に行けるようにする」と記した。
ただし、彼はアメリカ民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領が当選した場合、この計画は頓挫するだろうと主張した。
マスク氏は「スターシッププログラムは年々増加する政府の官僚主義に窒息している」と述べ、「アメリカを窒息させている官僚主義は民主党政権下でさらに拡大し、これが火星プログラムを破壊するだろう」と語った。
彼は共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領に対して熱烈な支持を表明している。
これに対し、ドナルド・トランプ前大統領は最近の選挙演説で「私の任期(今年の大統領選で再選された場合)が終わる前に火星に到達したい。マスク氏と話し合い、ロケット宇宙船を打ち上げるだろう」と述べ、マスク氏を後押しした。