「性感染症に感染した場合は定期検査を通じて早期に治療すべき」
韓国で梅毒の感染者数が継続的に増加する中、性器を含む皮膚や粘膜に水泡や潰瘍を形成し、感染すると生涯にわたって潜伏し断続的に再発する可能性のあるウイルス(HSV: Herpes Simplex Virus)によって引き起こされる性感染症、ヘルペスの感染者数も増加し続けていることが明らかになった。
23日、国会の保健福祉委員会に所属するキム・イェジ国民の力堂議員が疾病管理庁に提出した資料によれば、2014年時点では3550件だった性器単純ヘルペス(HSV-2型)患者数が2023年には11,450件と3倍以上増加した。
単純ヘルペスはヘルペスウイルスによって発生する疾患であり、HSV-1型は口唇ヘルペスとして主に口周辺に水泡を形成する。これは性感染症ではなく、主に非性的接触を通じて感染するウイルスであり、ストレスや疲労、免疫低下など様々な要因によって活性化され、水泡の形で現れる。しかし、HSV-2型は性接触を通じて感染し、性器ヘルペスとして主に性器部位に感染を引き起こし、性器周辺に水泡、痛み、かゆみなどが発生する。
また、淋病の感染者数は2014年の1699人から2019年に2724人に急増したが、その後は減少傾向を示し、2023年には1204人に減少した。クラミジア感染症は2014年の3955件から2019年には11,721件に継続的に増加し、大きな社会問題として浮上したが、2020年から患者数が減少し始め、2023年には7,067件にまで減少した。
キム議員は「単純ヘルペス(HSV-2型)などの性感染症は一度感染すると再発の可能性が高いため、個人が事前に予防措置を取ることが不可欠であり、定期的な検査を通じて早期発見と治療が行われるようにする必要がある」と述べ、「保健当局でも性感染症に対する認識を高める政策を継続的に実施しなければならない」と訴えた。