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2024年12月23日月曜日
ホームニュース再び発生した「ロケット破片」の墜落…事前に避難命令を出すも、住民の不安は募る

再び発生した「ロケット破片」の墜落…事前に避難命令を出すも、住民の不安は募る

中国のロケット発射場近くの村に再びロケットの破片が墜落した。

当局は事前に避難命令を出し、人的被害は発生していないと発表しているが、村民が農作業をしている地域に破片が落ちたとのニュースに、一部の住民は不安を抱いている。

20日、Jiupai Newsなどの現地メディアによると、前日、中国南部の広西チワン族自治区田林県のトウモロコシ畑に、宇宙発射体の破片と推定される円筒形の物体が墜落したという。

村民が撮影した写真がSNSに掲載されており、畑の間に壊れた円筒形の銀色の物体が置かれている様子が見られ、近くでは炎と煙が噴き出している。住民によると、この日の炎は火災には至らなかったものの、物体が墜落した農地が損傷し、その際に「ドーン」と落下する音が聞こえたと報告されている。

この物体は、同日近隣の発射場から発射されたロケットの破片であるとされている。田林県の当局者は現地の記者に対し、「人的被害はない。事前にスタッフが問題を知らせたが、住民はあまり気にしていなかった」と説明した。しかし、このニュースが広まると、ネットユーザーはこのような墜落が頻繁に発生していることを指摘している。

広西チワン族自治区では、発射場近くで同様の事件が何度も起こっている。

昨年12月には、広西の百色市でロケットブースターの破片が墜落し、長い円筒形の破片が濃い煙を吐き出しながら民家近くの道路に落ちた。また、今年5月にも同様の事態が発生し、赤い有毒な煙が立ち上り、接近が制限される事態となった。

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