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2024年12月23日月曜日
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FRSの0.5%利下げで米経済は回復へ!ゴールドマン・サックスが期待する楽観的シナリオとは

引用=AFP連合

米連邦準備制度(FRS)の0.5%ポイントの利下げ、いわゆる「ビッグカット」によって、米国経済がソフトランディングに向かうとゴールドマン・サックスが楽観的な展望を示した。

この見解は、FRSのビッグカットが遅れたことで米国経済が後退するのではないかという悲観的な意見に対する反論となっている。

ビッグカットにもかかわらず、米国経済が後退する可能性を懸念する声は依然として強く、FRSが利下げを行った18日(現地時間)には米株式市場が下落して終了し、20日にもスタンダード&プアーズ(S&P)500およびナスダックが下落していた。

一部のアナリストは、2000年のドットコムバブル崩壊や2008年の世界的な金融危機の際、FRSが大規模な利下げを実施したものの、景気後退を回避できなかったという歴史的事例を挙げ、今回も同様に景気後退は避けられないと懸念を表明している。

しかし、ゴールドマン・サックスの最高財務責任者(CFO)であるデニス・コールマン氏は24日、CNBCとのインタビューで、FRSの一連の利下げが米国経済を不況の危機から救い出すと楽観的な見方を示した。

コールマン氏は、最初の利下げ幅を0.50%ポイントに設定したことが、FRSの金利政策が新たな方向に向かう確かなシグナルであると指摘している。

彼によれば、この政策が経済主体の信頼感を急速に回復させ、来年には経済活動が再び活発になり、遅れた利下げの効果が表れることが期待できるという。

ただし、コールマン氏は、米国経済のソフトランディングを確実に予測することは難しいとしながらも、ソフトランディングが市場全体で共通の見通しであり、現在のところ最も可能性が高いシナリオであると述べた。

一方、ゴールドマン・サックスの楽観論に対して、米国最大の銀行であるJPモルガンの最高経営責任者(CEO)ジェイミー・ダイモン氏は、同日に放送されたインタビューで短期的な悲観論を示した。

ダイモン氏は、「私は長期的には楽観的だが、短期的には他者よりもさらに懐疑的である」と述べた。

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