最近、動物虐待事件が続発している中で、運転手がアヒルを車に縛り付けて高速道路を走行している様子が捉えられ、ネット上で激しい非難を浴びている。
これは、9月14日に提供者のAさんが撮影し、インスタグラムに投稿したことで広まった。Aさんは、午後6時20分頃に家族と夕食を取るために松山マドICを通過し、京畿道(キョンギ道)の華城市(ファソン市)にある済扶島(チェブ島)に向かっていた際にこの映像を撮影した。
映像では、アヒル2羽が袋に入れられ、トランクにぶら下がっている様子が映し出されていた。袋には穴が開いており、アヒルたちは首だけ出した状態で、一方向へしか身動きが取れない状況だった。また、時折アヒルたちの口が開いたり閉じたりする様子も確認できた。
Aさんは「かわいそうだ。なぜアヒルをあんなところにぶら下げているんだ」と信じられない様子で、近づかないようにと呼びかけた。後部座席に座っていた子供たちも「可哀そう」と繰り返していた。
この映像を見たネットユーザーは一斉に運転手を非難した。「私もアヒル料理は好きだが、これは違う」、「アヒルを食べることと命を軽視することは別問題だ」、「生きたアヒルを車に吊るして走るのはひどい」といった批判の声が相次いだ。
Aさんは運転手を動物虐待と道路交通法違反で通報した。動物保護法によれば、動物を殺したり虐待した場合、2年以下の懲役または2000万ウォン(約218万円)以下の罰金が科される。
また、道路交通法第39条では「全ての車両の運転者は、運転中に積載物が落ちないように覆ったり縛ったりして確実に固定する必要がある」と規定されており、これに違反すると行政処分となる。
写真=インスタグラム