24日(現地時間)、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアへの兵器提供が指摘されている、イランや北朝鮮を「事実上の共犯者だ」と非難した。
「AFP通信」によると、同日、ゼレンスキー大統領はアメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会のウクライナ侵攻をめぐる公開会合に出席し、「イランと北朝鮮はロシアに兵器提供を行う実質的な共犯者だ。彼らの兵器に私たち、ウクライナ人を殺害する正当な理由は一切存在しない」と語った。
ゼレンスキー大統領は、ロシアのネベンジャ国連大使が参加する今回の会議において、ロシア側が対話に積極的でないと彼らの姿勢も指摘した。
「本来であれば、プーチン大統領が参加し、対話の機会を持つべきだと多くの人々が考えている」とし、自身が提唱している和平案を話し合う「世界平和サミット」の第2回会合の開催についても言及した。
「もし、対話が行われた場合、ウクライナは自国の防衛権を行使しているだけであるため、彼にはプーチンが何か腹を立てているぞといった話しか聞こえて来ないだろう」と強気な姿勢も見せた。
そして、「ロシアが強制的に平和を受け入れるよう追い込む必要がある」と国際社会に団結を求めた。
一方、翌日25日には国連総会で演説を行う予定のゼレンスキー大統領は、26日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談するためワシントンに向かう予定である。