交際していた50代の女性に別れを告げられた後、女性が住むマンションのベランダの手すりをよじ登って、女性が住む部屋に無断侵入した30代のトルコ人の男に罰金刑が言い渡された。
25日、ソウル東部地方裁判所刑事11単独(ソ・ボミン判事)は、住居侵入の疑いで起訴されたトルコ国籍の31歳の男に300万ウォン(約32万円)の罰金刑を下した。
7月28日、男は当時交際していた52歳の女性から別れを告げられ、連絡も絶たれたため、彼女の部屋に秘密で侵入する計画を企てた。
翌日の夜10時頃、ソウル市道峰区(ドボン区)にある女性のマンションへと向かった男は各階のベランダの鉄の手すりをよじ登り、ベランダの窓を開けて内部に侵入したという。
ところが、男は誤って女性の部屋ではなく隣家に最初に侵入する間抜けっぷりも見せた。
そして、女性の部屋を再度確認してから、10分後に同じ方法で侵入した。
裁判所は被害者である女性が処罰を望んでいない点を考慮して、罰金刑を言い渡した。
量刑の理由について「被告人が過ちを認めている点、犯行動機や犯行後の状況など、様々な事情を勘案した」と裁判所は説明した。