17 C
Tokyo
2024年11月15日金曜日
ホームニュース【NY株式市場】主要3指数が一斉に上昇しS&P500が再び史上最高値を更新、マイクロンは15%急騰しSMCIは13%急落

【NY株式市場】主要3指数が一斉に上昇しS&P500が再び史上最高値を更新、マイクロンは15%急騰しSMCIは13%急落

引用=APニューシス

 米株式市場の主要3指数が26日(現地時間)一斉に上昇した。

ナスダックは23日以来4営業日連続で上昇傾向で取引を終え、S&P500は停滞していた史上最高値の更新を再開した。

ダウ・ジョーンズ工業平均も史上最高値の更新まであと一歩のところに迫ってきた。

米国の堅調な経済指標が投資心理に火をつけたと見られる。

一方、半導体銘柄は前日のマイクロンテクノロジーの楽観的な業績見通しに支えられ、大幅に上昇した。

しかし、人工知能(AI)サーバー企業のスーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)は、米法務省が同社を粉飾決算の疑いで調査を開始したというウォールストリートジャーナル(WSJ)の報道を受けて、約13%急落した。

S&P500は再び史上最高値に

2営業日連続で史上最高値を更新し、25日に下落相場を迎えたS&P500はたった1日で再び史上最高値を更新した。

S&P500は前日比23.11 p(0.40%)上昇し、5745.37に上昇した。唯一史上最高値を更新したが、3大株価指数の中では上昇率が最も低かった。

ダウは260.36 p(0.62%)上昇し、42,175.11で取引を終えた。24日に記録した以前の最高値42,208.22に近づいた。

ナスダックは108.09 p(0.60%)上昇し、18,190.29で取引を終えた。

ナスダックは7月10日に記録した最高値18,647.45に157.16 p 差で近づいた。この勢いなら1、2日以内に史上最高値の更新もあり得る。

景気後退はない

米連邦準備制度(FRS)は18日、0.5% ポイントの利下げ、いわゆるビッグカットで利下げシーズンの幕を開けた。この中で、同日発表された経済指標は一部の景気後退に対する懸念を払拭した。

米労働省によれば、21日時点の週次新規失業保険申請者数は1週間前より4,000人減少し、218,000人に留まった。市場予測値の223,000人を下回り、米国の経済成長率が堅調であることが証明された。

さらに米商務省が同日発表した第2四半期米国国内総生産(GDP)成長率の確定値は、先月発表された修正値の3%と同じだった。これもまた米経済が堅調な成長を維持していることを示している。

半導体銘柄は強気相場

半導体銘柄は強気を見せた。

AI用メモリ半導体のHBM(高帯域幅メモリ)売上拡大に支え今回の四半期業績見通しを楽観視するマイクロンの業績発表が、前日の市場終了後に行われ半導体銘柄を引き上げた。

マイクロンは14.11ドル(約2064円、14.73%)急騰し、109.88ドル(約1万6074円)に跳ね上がった。

AMDは5.47ドル(約800円、3.38%)急騰し、167.49ドル(約2万4506円)、マーベルテクノロジーズは2.27ドル(約332円、3.19%)急騰し、73.45ドル(約1万747円)で終了した。

エヌビディアは取引開始早々に4.16ドル(約609円、3.37%)急騰し、一時127.67ドル(約1万8680円)まで上昇したが、その後上昇幅が大きく縮小され、結局0.53ドル(約78円、0.43%)上昇の124.04ドル(約1万8153円)で取引を終えた。

フィラデルフィア半導体指数は177.98 p(3.47%)急騰の5310.50に跳ね上がった。

SMCI急落

エヌビディア半導体でAIサーバーを作り供給するSMCIは急落した。

米法務省がSMCIに対する調査を開始したという報道が出たことで、公売業者のヒンデンベルグリサーチが公開した先月の報告書が根拠がないものではなかったという疑念が増幅されたためだ。

WSJは情報筋を引用し、サンフランシスコ連邦検事が最近ヒンデンベルグリサーチの報告書及び今年4月にSMCIの全従業員であるボブ・ルオン氏の提訴内容を検証するため関係者にインタビューしたと報じた。

ヒンデンベルグリサーチの報告書とルオン氏の訴状によれば、SMCIは納品が完了していないサーバーを納品済みとして会計書類に売上として計上し、チャールズ・リアンCEOの家族が経営する会社との不審な取引の痕跡があるという。

法務省の調査が開始されたことで、これらの疑惑が事実である可能性があるという懸念が高まり、SMCI株は急落。同日55.75ドル(約8149円、12.17%)急落の402.40ドル(約5万8818円)で取引を終えた。

国際原油価格は、2営業日連続で2%以上急落

国際原油価格は2営業日連続で急落した。

同日は主要産油国の一つであるサウジアラビアが今年末に増産に踏み切るという報道が原油価格の急落を引き起こした。

国際原油価格の基準品種であるブレント原油は前日比1.86ドル(約272円、2.53%)急落し、1バレル当たり71.60ドル(約1万462円)に下落した。

また、米原油価格の基準品種である西テキサス中質原油(WTI)は下落幅がさらに大きかった。

WTIは2.02ドル(約295円、2.90%)急落し、1バレル当たり67.67ドル(約9726円)に滑り落ちた。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください