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2024年12月22日日曜日
ホームニュース最新鋭攻撃型原子力潜水艦の沈没が明らかに、中国の海軍戦力拡大計画に暗雲が立ち込める

最新鋭攻撃型原子力潜水艦の沈没が明らかに、中国の海軍戦力拡大計画に暗雲が立ち込める

3か月前、中国の造船所で停泊中に沈没した潜水艦が、米国よりも海底技術で優位性を確保するために開発中の最新型原子力潜水艦であることが確認された。26日(現地時間)、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は米当局者を引用し、中国が開発中の最新攻撃型核潜水艦「周」(Zhou)級の1番艦が長江流域にある中国武漢市武昌の国営造船所で6月初めに沈没したと報じた。

沈没した潜水艦は5月末の出航を控え、最後の整備を行っている様子が捉えられていた。しかし、6月初めに出航ではなく沈没事故が発生し、大型クレーン船が引き上げ作業を行う様子が追加で確認された。

この潜水艦は、中国が海上部門で米国に対して優位を築くために野心的に稼働させたプログラムの一環として開発された。新型原子力潜水艦の中で初めて開発された1番艦であるこの潜水艦は、機動性を高めるためにX字型の独特な艤装を持つことが特徴である。

これまで商業用衛星写真を基に、西側の軍事専門メディアや台湾のメディア、SNSに中国潜水艦の沈没事故の情報が伝えられてきた。当時は沈没した潜水艦の正体までは確認されていなかったが、今回の報道で中国が開発中の最新型原子力潜水艦であったことが明らかになった。

当時、台湾のメディアは武昌の造船所で潜水艦が沈没したと報じ、沈没船を中国海軍の主力艦である039A型「元」級3600トンのディーゼル潜水艦と推定していた。

今回の沈没事故により人的被害も発生した可能性があるが、実際の被害状況は確認されていない。中国当局が放射能漏洩の有無を検査している様子も確認されていないという。ただし、原子炉が高出力の水冷システムで稼働していなかったため、専門家は放射能漏洩の可能性は低いと見ている。

米ワシントンのシンクタンク、ヘリテージ財団の主任研究員で元米海軍核潜水艦士官であるブレンット・セドラー氏は、「新しい造船所で新しい原子力潜水艦が沈没したことで、中国が原子力潜水艦の艦隊を拡大しようとする計画に支障が出るだろう」と指摘した。

米国防総省の高官は、「中国人民解放軍(PLA)の海軍が新しい同級初の原子力潜水艦が沈没したという事実を隠蔽しようとしたことは驚くべきことではない」と述べ、「訓練基準や装備の品質に対する明白な疑問に加え、長年にわたり腐敗に苦しんできた中国の防衛産業に対するPLAの内部責任と監督に対するより深刻な疑問が提起されている」と話した。

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