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2024年12月23日月曜日
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ロシア市場への復帰は幻に?マントゥロフ副首相が西側自動車メーカーの帰還を否定

ロシアのデニス・マントゥロフ第1副首相は、西側諸国の自動車メーカーがロシア市場に復帰する可能性はほぼないとの見解を示した。すでにロシア市場は友好国の自動車メーカーによって大きく占有されているためである。

29日、業界関係者によると、マントゥロフ第1副首相は、2022年にロシア市場を撤退したメルセデス(Mercedes)、ルノー(Renault)、日産(Nissan)といった西側自動車メーカーが契約書にバイバックオプションを記載しているものの、実際にロシア市場に復帰する可能性は非常に低いと述べた。

これに先立ち、西側自動車メーカーは、ウクライナ紛争をきっかけにアメリカや欧州連合(EU)をはじめとする西側諸国の対ロシア経済制裁により、ロシア市場から撤退している。

マントゥロフ第1副首相は「友好国の自動車メーカーがすでに西側自動車メーカーを代替し、より有利な条件を提示している」と述べ、「その結果、西側自動車メーカーの復帰可能性はさらに低下した」と指摘した。

具体的には、△チェリー(Chery) △ハバル(Haval) △ジーリー(Geely) △長安(Changan) △エクシード(Exeed) △オモダ(Omoda)といった中国の自動車メーカーがロシア市場に進出し、過去2年間でロシア最大の自動車供給国となっている。

特に、中国企業はロシア自動車市場において外国企業シェア1位に躍り出た。チェリーは、2023年の売上高基準でロシアのラーダ(Lada)に次ぐ市場シェア11%を記録し、営業利益ではロシア最大の外国企業となった。

業界関係者は、「バイバックオプションなしでロシア市場を撤退したトヨタ(Toyota)やフォルクスワーゲン(Volkswagen)などの外国自動車メーカーが再びロシア市場に戻る可能性は極めて低いだろう」と語った。

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