来月1日(現地時間)、アメリカの第39代大統領ジミー・カーター氏が100歳の誕生日を迎える。
1924年10月1日生まれのカーター氏は、ジョージア州プレーンズの自宅で100歳の誕生日を迎える。
彼は皮膚がんの一種である悪性黒色腫が肝臓と脳にまで転移し、昨年2月に病院での治療を中断し、自宅でホスピスケアを受けている。
昨年11月19日には生涯の伴侶であった妻ロザリン夫人(享年96歳)を亡くした。
カーター氏はアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン以来、アメリカ歴代大統領の中で最長寿記録を誇っている。
90歳まで生きた歴代アメリカ大統領は、第2代ジョン・アダムズ(享年90歳)、第38代ジェラルド・R・フォード、第40代ロナルド・レーガン、第41代ジョージ・H・W・ブッシュ(以上、享年93歳)など4人に過ぎない。
カーター氏は「家」を焦点に当てて支援活動を行うハビタットや米朝関係、ボスニアなど国際紛争地域で平和の使節として活動した。その功績を認められ、2002年ノーベル平和賞を受賞した。
韓国との間には「在韓米軍撤退論」で摩擦もあった。1976年大統領選挙に出馬していた時代、カーター氏は在韓米軍の段階的撤退を公約として掲げたが、その公約は実行されず、カーター政権下で韓米同盟はこじれた。
AP通信によると、カーター氏の孫ジェイソン・カーター氏は「祖父が生き続ける理由の一つは、カーターと同じ民主党候補のカマラ・ハリス副大統領がアメリカ初の女性大統領となり、アジア系(母親がインド出身)初の大統領となる歴史を見たいからだ」と述べた。