28日(現地時間)、アフリカ中部ルワンダの保健当局は致死率が高いことで知られるマールブルグ病に20人以上が感染し、そのうち6人が死亡したと発表した。
海外メディアによると、前日27日、ウガンダのセービン保健相は「X(旧Twitter)」に投稿した動画を通じ、「死者の大部分が集中治療室で患者の治療にあたっていた医療従事者である」とし、「ウイルス感染者と接触した者について追跡を行っている」と声明を発表した。
マールブルグ病は最大で88%にものぼる高い致死率と強い感染力、そして、エボラウイルスに似た症状が特徴である。
高熱や頭痛、下痢、出血などの症状を伴うウイルス性出血熱の1つだ。
果物を主食とする大型のコウモリが媒介源だといわれており、ヒトーヒト感染では患者の血液や体液、分泌物、排泄物などの汚染物との濃厚接触により感染する。
しかし、現在までワクチンや治療薬は開発されておらず、治療には対症療法が施される。
なお、1967年にドイツのマールブルクで初めて確認され、マールブルグ病という名前がつけられた。