8.6 C
Tokyo
2024年11月20日水曜日
ホームニュースメキシコ初の女性大統領が誕生…男性優位の価値観に変化はあるか

メキシコ初の女性大統領が誕生…男性優位の価値観に変化はあるか

引用=AP通信

1日(現地時間)メキシコ初の女性大統領が誕生し、就任式の開催とともに6年の任期をスタートした。

メキシコ初の女性大統領となったクラウディア・シェインバウム(62歳)は同日午前、前任のロペス・オブラドール氏より大統領綬を引き継ぎ、任期を開始した。

就任式の演説で彼女は「メキシコは変化を受け入れ、女性の権利と正義を追求しなければならない。初めて、この素晴らしい国の運命を女性たちが決める時がやってきた」と話し、女性の権利向上を声高に叫んだ。

さらに「新自由主義の神話は崩壊し、我々が力を合わせれば、メキシコはさらに繁栄し、自由で民主的で公正な国になると確信している」とし、「国際社会との絶え間ない対話を通じ、メキシコの影響力も拡大するだろう」と強調した。

就任式において、シェインバウムは自身を母であり、祖母であり、科学者であり、信仰深い女性だと紹介し、「絶対に失望させ

ない」と語った。

就任式ではスペイン語で「大統領」を意味する「プレシデンタ」という掛け声があがり、女性大統領の誕生を祝福した。

引用=聯合ニュース

メキシコ政府の招待により就任式にはジル・バイデン大統領夫人を含む105ヶ国の要人が出席し、韓国からは行政安全部のイ・サンミン長官が特使として出席した。

スペインのメディア「EL PAÍS(エル・パイス)」は、現地の雰囲気について「通りは支持者たちでいっぱいで、国会に車両が近づくのも困難だった」とし、「支持者の女性たちがメキシコシティの中央広場・ソカロを埋め尽くし、新しい大統領の就任を熱烈に歓迎した。メキシコの民族音楽『マリアッチ』が演奏され、新大統領は先住民の儀式を受けた後、演説を行った」と伝えた。

シェインバウム大統領は、メキシコシティ市長を務めた左派のエリート政治家だ。

彼女の祖父母はユダヤ系で、ナチスから逃れ、ブルガリアからメキシコへと移住したと知られている。

シェインバウム自身も中南米最高の名門大学の1つに数えられるメキシコ国立自治大学で学生運動に参加した。

2000年に当時メキシコシティ市長であったオブラドール前大統領からメキシコシティの観光局長に指名され、政界に足を踏み入れた。

就任式でもシェインバウムは前任のオブラドールを「素晴らしい大統領だった」と称賛し、政策路線も継承される予定だ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください