アメリカ大統領選を約1ヶ月後に控え、民主・共和両党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領が僅差の接戦を繰り広げているという世論調査結果が発表された。
3日(現地時間)イギリスの「The Economist(エコノミスト)」によると、世論調査機関「ユーガブ」が先月29日から今月1日まで1,638人を対象に支持率調査を実施した結果、ハリス副大統領が48%の支持率を記録し、45%のトランプ前大統領を3%ポイント差で僅差ながら上回った。なお、この調査の誤差範囲は±3.2%ポイントだ。
大統領選に勝利する可能性が高い候補者に関する設問でも、ハリス副大統領と回答した割合が40%と最も多く、トランプ前大統領は25%にとどまった。
特に性別で回答者の傾向に差があることが顕著となった。女性回答者の支持率はトランプ前大統領よりハリス副大統領が10%ポイント高かったのに対し、反対に男性回答者はトランプ前大統領が4%ポイント上回った。
一方、大統領選の行方を左右するといわれている「ラストベルト」の一部地域では、トランプ前大統領がハリス副大統領を上回る結果となった。
政治世論調査会社「トラファルガー・グループ」が、先月28日から30日までミシガン州の投票の意思がある有権者1,086人を対象に行った世論調査(誤差範囲±2.9%ポイント)では、トランプ前大統領の支持率は46.9%で44.7%のハリス副大統領を2.2%ポイント差で上回った。
また、同時期にウィスコンシン州で実施された調査(誤差範囲±2.9%ポイント)でも、トランプ前大統領が47.1%の支持率を記録し、誤差の範囲ながら、46.0%のハリス副大統領より支持を集めた。