3日(現地時間)、AP通信によると、台湾の中央気象庁の発表を引用して、台風18号(クラトン)による強風と豪雨の影響で、前日に2人が死亡し、少なくとも102人が負傷、低地や山間地域で数千人が避難したという。
最大風速173キロに達した台風18号は、1966年9月の台風第21号(エルシー)以来、台湾の人口密集地域である西南部を直接襲うと予想されており、同日中に上陸する見通しである。
台風の接近に伴い、過去4日間で台東地域では128センチ、高雄では43センチの降水が記録された。これを受け、台湾当局は1日、全域に対して休業・臨時休校を発令し、すべての国内線航空機の運航を中断するよう指示した。また、多くの店舗や飲食店も前日から営業を中止している。
花蓮(ファーリエン)地域では約3000人、高雄(カオション)では約2500人の住民が避難を余儀なくされた。
「クラトン」という名前は、タイが提案したもので、熱帯果実のマンゴスチンを意味する。