4日、韓国の国防部は北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長の前日の談話について「自国民の苦痛を無視し、政権維持にしか関心のない北朝鮮が我々の『国軍の日』の行事について口を挟む資格はない」と一蹴した。
韓国では10月1日は「国軍の日」に定められており、大規模軍事パレードが開催された。
3日夜、金与正は北朝鮮の国営通信社「朝鮮中央通信」を通じ、『野良犬の力自慢か、植民地軍の葬列か』というタイトルの談話を発表し、先日1日に行われた韓国軍創設から76年を迎えたことを記念した軍事パレードと式典について「野良犬の群れが小川を渡るようなむなしい茶番劇だ」と嘲笑した。
また、軍事パレードで米軍の戦略爆撃機B1Bが登場したことについても触れ、「アメリカの植民地である韓国でのみ演出できる場面だ」と皮肉った。
韓国の国防部は「我々の軍事能力と韓米同盟の堅固さを北朝鮮政権が恐れていることを如実に示すものだ」と反論した。